セメント・コンクリートの脱炭素 — クリンカ比率低減とCCUSコンクリートの経済性
低炭素コンクリートの収益性は、技術の削減率ではなく「グリーンプレミアムを建設バリューチェーンのどこで回収するか」で決まる。セメント製造のCO2は約6割が石灰石の脱炭酸という化学反応から出るため、燃料転換をどれだけ進めても半分以上が残り、クリンカ比率低減・CO2吸収コンクリート・キルンCCUSという3つの経路のいずれかに踏み込まざるを得ない。この3経路は、削減単価が桁で違うだけでなく、コストを負担する主体も、プレミアムが乗る条件も、接続すべき制度もまったく異なる。(本稿の情報は2026年09月時点)