化石燃料賦課金(2028年度〜)の価格転嫁 — 業種別インパクトと調達契約条項の見直し
化石燃料賦課金の「納税者」は輸入事業者だが、「負担者」は石炭・重油・LNG・電力を買う側になる。そして誰がどれだけ負担するかを最終的に決めるのは、制度設計ではなく、いま手元にある調達契約の税公課条項と燃料費調整条項の文言だ。年度更改の大口契約を前提とすれば、2028年度の課金開始に間に合う契約更改は実質的に2027年度の1回しかなく、そこで条項を直さなかった需要家は、単価がいくらであれ賦課金相当額を自動的に、しかも検証手段のないまま引き受けることになる(本稿の情報は2026年09月時点)。