クライメートテックトレンド 水素編①
脱炭素社会の実現に向けて、アメリカを中心に海外のクライメートテック(脱炭素)関連のスタートアップを紹介するシリーズ、「クライメートテックトレンド」です。
今日からは「水素」に関するクライメートテックを紹介していきます。
Electric Hydrogen
拠点:米国 資金調達:seriesC
PEM式電解槽及びグリーン水素の大規模製造プラントを開発するスタートアップ。最も低コストのグリーン水素を生成するために、世界初となる100MW規模の電解プラント開発を進めている。
Hy2gen
拠点:ドイツ 資金調達:Private Equity
Hy2genは、グリーン水素のユースケースとして、アンモニアやジェット燃料、バイオメタノールなど、あらゆる場所に簡単に運ぶことのできる商品を生産可能。約15カ国でグローバルのプロジェクトを行っており、日本やドイツなどの国々に輸出できるように、海運業にグリーンアンモニアを提供している。
Keyou
拠点:ドイツ 資金調達:pre-seed
大型エンジンの改造に力を注いでいます。水素燃焼プロセスやエンジンの運転制御をし、ソフトウェアとハードウェアのコンポーネントを提供している。これにより、ディーゼルや化石燃料ベースのあらゆる内燃機関を水素で作動させることができる。Keyou社の強みはレトロフィットによる低コストでの転換だ。
Revo Zero
https://revozero.com/index.html
拠点:米国 資金調達:seed
REVO ZERO は、再生可能エネルギー源を利用して電解ユニットに電力を供給し、水から水素を抽出して、自動車、建物、または産業機器に電力を供給する。水から生成された水素は、最終的には水に戻るため、クリーンかつ持続可能な水と水素の循環を実現する。また、同社のユニークな特徴として、バッテリーだけでなく最終製品であるチャージャー(水素ディスペンサー)や車の開発も行っている点が挙げられます。
γnics (gamma nics)
https://www.techstars.com/the-line/startup-profile/get-to-know-gammanics-paris-techstars-accelerator
拠点:フランス 資金調達:seed
核廃棄物を利用してプラズマトーチを加熱することにより、都市廃棄物からグリーン水素を生成します。プラズマは 4,000 °C まで加熱できるため、CO2 をほとんど排出せずにあらゆる種類の廃棄物をリサイクルできます。
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クライメートテックトレンド 水素編①
クライメートテックトレンド 水素編②
クライメートテックトレンド 水素編③
クライメートテックトレンド 水素編④
クライメートテックトレンド 水素編⑤
クライメートテックトレンド 水素編⑥
クライメートテックトレンド 水素編⑦
クライメートテックトレンド 水素編⑧
クライメートテックトレンド 水素編⑨
クライメートテックトレンド 水素編⑩
クライメートテックトレンド 水素編⑪
クライメートテックトレンド 水素編⑫