脱炭素社会の実現に向けて、アメリカを中心に海外のクライメートテック（脱炭素）関連のスタートアップを紹介するシリーズ、「クライメートテックトレンド」です。
第14回目となる今回も、二酸化炭素を削減することに取り組むカーボンマネジメント関連のスタートアップをご紹介します。

Graviky Labs

https://graviky.com/

拠点：米国資金調達：seed

MITのスピンアウトで排気ガス汚染物質のインク化を目的とした排気ガス汚染物質捕集装置の開発者です。自動車の排気ガスに取り付け、自動車、トラック、ディーゼル発電機などの化石燃料から発生する大気汚染物質を環境に入る前に捕捉し、インク、塗料、コーティング剤にリサイクルする装置で、二酸化炭素をエチレンやエタノールに変換するソリューションを開発しています。

Carbon Clean Solutions

https://www.carbonclean.com/

拠点：英国資金調達：seriesC

カーボン・クリーン・ソリューションズは、産業用の二酸化炭素（CO2）回収技術に特化したイノベーション企業です。CCS APBSの画期的な技術は、運用コストと環境への影響を大幅に削減し、CCS技術を費用対効果の高いものにするものです。カーボン・クリーン・ソリューションズは、排ガスから二酸化炭素を最大90％除去する独自の技術を発電所や産業用ユーティリティに提供しています。カーボン・クリーン・ソリューションズが開発した特許取得済みの二酸化炭素回収技術は、独自の再生可能な高度な溶媒を使用し、エネルギー統合型の二酸化炭素回収プロセスを組み合わせて二酸化炭素を回収するものです。低コストでエネルギー効率に優れたAPBSのCO2回収技術は、新しい発電所に組み込むことも、既存の発電所に改修することも可能です。カーボン・クリーン・ソリューションズは、世界各地で複数の研究チームと施設を運営し、革新的なエネルギー効率の高いCO2回収技術を世界中の顧客と商業化しています。

Queens Carbon

https://www.queenscarbon.com/

拠点：None 資金調達：None

クイーンズカーボンは、カーボンニュートラルなセメント製造と炭素回収のためのエネルギー消費とコストを大幅に削減する画期的な処理技術を開発しています。さらに、この画期的な技術は、カーボンニュートラルなセメントを1000F以下で製造することが可能であり、一般的なセメント製造の温度である2700F以上よりも大幅に低い温度で製造することができます。

Minus Materials

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拠点：米国資金調達：seed

Minus Materialsは、セメントとコンクリート製造における持続可能性とイノベーションを支援するために設立されました。コロラド大学ボルダー校のLiving Materials Laboratoryからスピンアウトしたばかりのプレシード・スタートアップです。具体的には、石灰岩が自然に形成される過程を再現した石灰岩の形成プロセスを工業化しています。微細藻類、太陽光、海水を利用して、二酸化炭素を生物起源石灰岩として捕捉・貯蔵するのです。その結果、石灰岩の採石場が形成されるまでの時間を数千年から数分に短縮し、その過程で二酸化炭素を隔離・貯蔵することができるのです。その結果、カーボンネガティブな生物起源石灰石は、セメント業界の大幅な排出削減を実現し、電気クリンキングや炭素回収などの他の最先端技術と組み合わせることで、世界初のカーボンネガティブなポートランドセメントの生産を可能にします。

Solidia Technologies

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拠点：米国資金調達：Later Stage

持続可能でグリーンな環境を開発するために設計されたセメントおよびコンクリート技術の開発者。同社のテクノロジーは人工知能をコンクリート生産に組み込んでおり、これにより廃棄物の削減、品質管理の改善、システムの最適化が可能となり、クライアントの二酸化炭素排出量の最小化と二酸化炭素排出量の削減を支援します。

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