クライメートテックトレンド バッテリー・エネルギー貯蔵編⑧

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脱炭素社会の実現に向けて、アメリカを中心に海外のクライメートテック(脱炭素)関連のスタートアップを紹介するシリーズ、「クライメートテックトレンド」です。

第8回となる今回も、クライメートテックの中でも特に注目度の高いバッテリー・エネルギー貯蔵(LDES)関連のスタートアップをご紹介していきます。

  1. Sicona Battery Technologies
  2. XL Batteries
  3. Quino Energy
  4. Weview EnergyStorage Technology
  5. AC Biode

Sicona Battery Technologies

http://siconabattery.com/

拠点:オーストラリア   資金調達:seriesA

シコナは、電気モビリティや再生可能エネルギーの貯蔵を可能にするリチウムイオン(以下「リチウムイオン」)電池の負極(マイナス電極)に使用される次世代電池技術を開発している。同社は、オーストラリア革新材料研究所(AIIM)で10年以上かけて開発・完成された革新的なシリコン複合電池負極技術を商品化している。シリコン複合負極技術は、従来の黒鉛負極よりも最大233%高い容量を実現し、その負極材料は、現行のリチウムイオン電池よりも50%から75%高い電池エネルギー密度を提供することができる。

XL Batteries

拠点:米国   資金調達:seed

フロー電池を開発するスタートアップ。同社の電荷貯蔵用有機分子は塩水中で安定し、安価な工業用原料から作られている。 この新しい腐食性のない化学と、フロー電池の強力なスケーラブル・アーキテクチャーを組み合わせることで、安定性、安全性、不燃性、すべてのコンポーネントが安価で、スケーリングが簡単なシステムを製造。 フロー電池アーキテクチャーのために特別に設計された当社の化学は、世界最大の電池のために構築する。

Quino Energy

拠点:米国   資金調達:seed

キノエナジー社は、キノンと呼ばれる特別に設計された反応物質を水に溶かした電池を製造している。低コストのコールタールと木質タールから作られ、5~12時間という長時間の貯蔵において、競合するバッテリー技術よりもコスト効率が高い。キノン・エナジー社は、キノン・フロー電池技術を最初に開発したハーバード大学からライセンス供与を受けている。

Weview EnergyStorage Technology

https://weview.com/

拠点:中国   資金調達:seriesA

威京エネルギー貯蔵科技は、エネルギー貯蔵電池のハイテク主導型AI製造企業として活動している。

AC Biode

https://www.acbiode.com/

拠点:日本   資金調達:seed

世界初のAC(交流)バッテリーを開発、ライセンス供与している。ケント大学アントレプレナーシップ・センターから、ケント大学、サンタンデール大学、イースト・アングリア大学、エセックス大学、ケント大学の有力ベンチャー企業として選出され、サンタンデール大学成長促進プログラム(SUGA)で表彰され、3,000ポンドの助成金を獲得した。

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