クライメイトテックトレンド　アグリテック（農業・食料）編２

脱炭素社会の実現に向けて、アメリカを中心に海外のクライメイトテック（脱炭素）関連のスタートアップを紹介するシリーズ、「クライメイトテックトレンド」です。
今回は、アグリテック（農業・食料）関連のスタートアップ第2弾をご紹介します。
クライメイトテックの全体像についてはこちらの記事
 ・アグリテック第１弾　・アグリテック第3弾

Symbrosia

拠点：アメリカ　資金調達：シリーズA
海藻飼料添加剤であるSeaGraze™は、反芻動物の腸内メタン排出を80％減少させます。牛の飼料のわずか0.4％をA. taxiformisで置き換えることで、牛が生成するメタンの量を最大で98％削減できることが示されています。このプロジェクトの最初の7年間のクレジット期間中、年間平均141,121トンのCO2e削減が見込まれています。

Constellr

拠点：ドイツ　資金調達：シード
独自の宇宙インフラを利用し、植生、土壌の健康状態、農業分野の産業モニタリングなどを評価する画像技術を開発しています。Constellr社は、世界中で高精度のスマート農業サービスを可能にすることで、食糧安全保障をサポートしています。

Komaza

拠点：ケニア　資金調達：シリーズB
Komazaは技術主導の持続可能な林業企業で、農民プラットフォームによってアフリカの木材産業に革命を起こしています。テクノロジー、トレーニング、サービスを組み合わせることで、従来の植林に比べ80％のコスト削減を実現し、アフリカに新たな持続可能な木材供給を生み出しています。日本からは三井物産が出資しています。

Treevia

拠点：ブラジル　資金調達:プレシード
Treeviaは、森林監視をより迅速で信頼性のある、そしてより安全なものにするためのソリューションの開発者です。同社は最先端の情報技術を取り入れたソリューションを提供しています。ビッグデータ、機械学習、およびモノのインターネット（IoT）のアルゴリズムによって生成された知識を活用しています。

Aphea.Bio

拠点：ベルギー　資金調達：シリーズC
天然微生物をベースにした次世代の「生物農薬」を開発しています。これらの製品は、現在深刻な圧力にさらされている化学農薬に代わるものとなります。さらに、同社は新規の「バイオ刺激剤」、すなわち、土壌からの栄養分の取り込みを促進するなどして作物の成長を促す微生物を開発しています。

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