クライメートテックトレンド バッテリー・エネルギー貯蔵編④
脱炭素社会の実現に向けて、アメリカを中心に海外のクライメートテック(脱炭素)関連のスタートアップを紹介するシリーズ、「クライメートテックトレンド」です。
第4回となる今回も、クライメートテックの中でも特に注目度の高いバッテリー・エネルギー貯蔵(LDES)関連のスタートアップをご紹介していきます。
Quino Energy
拠点:米国 資金調達:seed
ハーバード大学出身の2人が起業。チームメンバーやアドバイザリーもハーバード出身で固めたスタートアップ。キノンと呼ばれる特殊な反応物を水に溶かして使用する電池を製造。
Moment Energy
拠点:カナダ 資金調達:SeriesA
電気自動車(EV)用バッテリーを再利用した商業規模の持続可能なエネルギー貯蔵ソリューション(ESS)を開発。このシステムは48kWhのビルディングブロックで構成されており、最大1MWhまで積み重ねることができる。同社ののソリューションは、商業施設や産業施設、EV充電ネットワークなど様々な用途に使用可能で、電力使用量のピークを平準化し、電気代を大幅に削減可能。メルセデスベンツと業務提携しているほか、ENEOSが出資。
ElectricFish
拠点:米国 資金調達:pre-seed
ElectricFishは、EVへの急速充電とグリッドへのバックアップエネルギー備蓄を提供する「分散型エネルギー貯蔵 As a Service」。
LifeLabs Design
拠点:米国 資金調達:seed
エネルギー消費を削減するための技術を開発するスタートアップ。クリーンエネルギー貯蔵、水質浄化、温度調節など、社会の最も差し迫った問題に対する革新的なソリューションの開発に注力。スタンフォード大学でバッテリー研究で有名なYi Cui教授が創業。
harvestthermal
https://www.harvest-thermal.com/
拠点:米国 資金調達:seed
Harvest Thermalは、暖房、給湯、冷房を蓄熱で統合する家庭用制御システムを開発。2019年に設立され、カリフォルニア州バークレーを拠点としている。