企業価値・投資

脱炭素資産のM&A評価・ESG格付け・TCFD開示・資本コスト・SBTi戦略

分析記事
約18分 企業価値・投資

グリーンボンド・GX移行債の発行実務 — 資金調達から環境価値化まで

グローバルのサステナブルファイナンス市場は拡大を続けており、Climate Bonds Initiative(CBI)の集計によれば、グリーンボンドの年間新規発行額は2023年に約5,000億ドル規模に達している。グリーンボンドはサステナブルボンド全体の中で最大のカテゴリを占め、累計発行残高は数兆ドル規模に及ぶ。

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分析記事
約15分 企業価値・投資

脱炭素資産のM&A評価方法論 — 環境価値を企業価値に組み込む実務

2026年以降、日本のGX推進法に基づく有償オークション導入、EU炭素国境調整メカニズム(CBAM)の本格稼働が重なる。被買収企業のScope 1排出量1万トンに対し、将来の炭素価格シナリオ(IEA NZEシナリオでは2030年時点で先進国向けに約140 USD/t-CO2を想定)を適用した場合、年間の追加コスト負担は数億円規模に達しうる。買収後5年間のDCFに換算すれば(割引率8%、年金現価係数≒4.0)、企業価値毀損要因として相応の規模になりうる(前提条件・炭素価格水準・適用年度によって大きく変動するため、個別案件ごとに試算が必要)。

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分析記事
約17分 企業価値・投資 · 環境価値を売る

Scope 3削減価値を誰が買うのか — バリューチェーン削減の商業化

製造業・流通業・消費財メーカーにおいて、大手企業のGHG排出量の大半はScope 3、すなわち自社の直接排出(Scope 1・2)ではなくバリューチェーン全体に由来する。GHGプロトコル「Corporate Value Chain (Scope 3) Accounting and Reporting Standard」(2011年)および環境省「サプライチェーンを通じた温室効果ガス排出量算定に関する基本ガイドライン」(ver.2.4、2022年)が示すように、製造業を中心とした多くの業種でScope 3が総排出量の大部分を占める構造にある。ただし、この比率は業種・事業モデルによって大きく異なり

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