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脱炭素社会の実現に向けて、アメリカを中心に海外のクライメートテック(脱炭素)関連のスタートアップを紹介するシリーズ、「クライメートテックトレンド」です。
2回目となるきょうも持続可能な航空燃料と呼ばれるSAF(Sustainable Air Fuel)に関連するクライメートテックを紹介していきます。

Raven SR

拠点:米国   資金調達:unknown

レイヴンは、有機廃棄物を利用したグリーン水素と合成燃料の製造会社である。同社は、特許取得済みの水蒸気/CO2改質装置技術により、埋立処分される運命にあった廃棄物を、環境にやさしく、効率的で収益性の高いクリーンな水素とフィッシャー・トロプシュ合成燃料に変換している。レイヴンは2018年に設立され、ワイオミング州パインデールを拠点としている。

Blaze Power

https://www.colorado.edu/venturepartners/destination-startup-2023/blaze-energy-technologies-llc

拠点:米国   資金調達:pre-seed

当社は、プロセスヒーターから内燃エンジン、タービンに至るまでの燃焼用途において炭化水素のカーボンフリー代替品として機能する H2/NH3 燃料を効率的に生産するための接触改質技術を開発し、これらの産業の徹底的な脱炭素化を促進しています。

株式会社Fuel Efficiency

https://www.fuel-e.co.jp

拠点:日本   資金調達:Private

弊社のスマートオイルが誇る排気ガス削減、消費燃料の削減を通じた絶大な効果は以下の通りです。① 環境負荷の軽減(CO2排出量20%削減)② 燃費の向上(平均20%)③ 騒音の軽減④ エンジン寿命の延長。スマートオイルは耐摩耗性、清浄分散性、酸化防止性という3つの点において優れた効果を発揮するエンジンオイルです。特に、金属間の摩擦を軽減する耐摩耗性能においては従来のエンジンオイルを大きく上回る性能を持っています。スマートオイルは金属表面の微細な凹凸にまで浸透し、化学反応を通じて金属と分子レベルで結合します。これは従来のオイルが謳う「被膜」や「コーティング」とは本質的に異なり、オイルが金属と同化することにより、半永久的にエンジンを保護し、摩擦を軽減します。圧縮圧力・燃焼効率が改善されることによって燃費が向上し、排気ガス及びCO2やNOXといった温室効果ガス・大気汚染ガスも大幅に削減されます。クランクケース・燃焼室間の密閉性が高まり、燃費の混入も減少するので、オイルが長期的にクリーンな状態で保たれます。車両は50,000Km、船舶は500時間交換がメーカー推奨交換サイクルです。

環境エネルギー株式会社

https://kankyo-energy.jp

拠点:日本   資金調達:Private

廃プラスチックの油化やバイオディーゼル、バイオジェット燃料(SAF)事業を担う。 -HiCOP(ハイコップ)式油化装置-HiCOP(ハイコップ)技術とは、東大/北九州市立大学名誉教授であり、HiBD研究所の藤元所長の特許技術である“触媒による接触分解方式”のことです。 触媒を使用して廃プラスチックを油化すると、従来の熱分解方式と比較し、低温で早く分解するため、ワックスの少ない高品質な炭化水素油 (ガソリン、ナフサ、灯油、軽油分の混合油)を生成することができます。また廃プラスチックの連続投入が可能であるため装置の稼働率も上がり、ワックスによる配管の閉塞もないためメンテナンス作業も大幅に軽減、 ランニングコストも圧縮することができました。弊社はこの触媒による油化技術( HiCOP方式)で、国内外における廃プラ油化の事業化と新しいリサイクル文化の普及を目指します。

株式会社ユーグリード

https://euglead.co.jp

拠点:日本   資金調達:Private

ミドリムシを、独自技術で大量培養できる育種株である「ハイパーユーグレナ®」の研究開発を行っているスタートアップ。

SAF編のバックナンバーはこちら!

クライメートテックトレンド SAF編①
クライメートテックトレンド SAF編②
クライメートテックトレンド SAF編③
クライメートテックトレンド SAF編④
クライメートテックトレンド SAF編⑤
クライメートテックトレンド SAF編⑥

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