脱炭素社会の実現に向けて、アメリカを中心に海外のクライメートテック(脱炭素)関連のスタートアップを紹介するシリーズ、「クライメートテックトレンド」です。
9回目となるきょうも「水素」に関するクライメートテックを紹介していきます。

i Labo

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拠点:日本   資金調達:Private

化石燃料エンジンの水素化技術のリーディングカンパニーとして、早期の脱炭素社会の実現とお客様の企業価値向上に貢献します保有・使用する化石燃料機器製品のライフサイクル全体でのCO2排出量の調査を行うサービス「カーボンオーディット TM」の開発などを行うスタートアップ。「カーボンオーディット TM」は、国際標準化機構による環境マネジメントとして定められているライフサイクルアセスメントの調査および提案を行うサービスだ。同社は他にも既販エンジン機器の水素化コンバージョンサービスや、エンジンの水素化プロトタイプの試作、水素化コンバージョンを行う人材の育成と各種部品の供給をも手がけている。2023年5月には、TPR、AQUARIUS ENGINESと、資本業務提携契約を締結した。今回の資本業務提携は、水素エンジンの普及による脱炭素社会の早期実現に向けて協業を進めるべく締結された。また、今回調達する資金の一部は、i Laboが計画するエンジンベンチの増設に活用される予定だ。

Ekona Power

拠点:カナダ   資金調達:seriesA

天然ガスを熱分解するターコイズ水素の製造装置を製造。エコナのxCaliber TM リアクターは、パルス燃焼と高速ガスダイナミクスを使用して天然ガスを水素と固体炭素に変換する、新しい非触媒メタン熱分解プラットフォームの中核です。メタン熱分解は炭素製造の確立された技術であり、クリーンな水素製造のための新たなソリューションです。熱分解反応器では、メタン (CH 4 ) は酸素の不在下で化学組成が変化するまで非常に高温に加熱され、水素 (H2) と固体炭素 (C) に分解されます。メタン原料の供給源には、従来の天然ガスとバイオマス供給源からの再生可能な天然ガス (バイオメタン) が含まれます。

H2SITE

https://www.h2site.eu/en

拠点:スペイン   資金調達:seriesA

メンブレンリアクターによる小型のオンサイト水素製造装置のスタートアップ。

H2Pro

https://www.h2pro.co

拠点:イスラエル   資金調達:seriesB

H2Proは、効率的なグリーン水素製造法-E-TAC-に取り組む再生可能エネルギー企業。その使命は、斬新な水分解技術を導入することにより、持続可能な水素燃料を広く普及させることである。

OCOchem

http://ocochem.com
拠点:米国   資金調達:seed

OCOchemは、二酸化炭素をグリーンのプラットフォーム化学物質であるフォルミン酸に電気化学的に変換する技術を開発し、製品化しています。フォルミン酸は、液体水素キャリアとしても機能します。

水素編のバックナンバーはこちら!

クライメートテックトレンド 水素編①
クライメートテックトレンド 水素編②
クライメートテックトレンド 水素編③
クライメートテックトレンド 水素編④
クライメートテックトレンド 水素編⑤
クライメートテックトレンド 水素編⑥
クライメートテックトレンド 水素編⑦
クライメートテックトレンド 水素編⑧
クライメートテックトレンド 水素編⑨
クライメートテックトレンド 水素編⑩
クライメートテックトレンド 水素編⑪
クライメートテックトレンド 水素編⑫

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