脱炭素社会の実現に向けて、アメリカを中心に海外のクライメートテック（脱炭素）関連のスタートアップを紹介するシリーズ、「クライメートテックトレンド」です。
今回は、二酸化炭素を削減することに取り組むカーボンマネジメント関連のスタートアップをご紹介します。

Normative

https://normative.io/why-now/

拠点：スウェーデン資金調達：seriesB

グーグルが投資。フライングタイガーが導入。Normative.ioは、企業のネット・ゼロ・エミッション達成を支援するカーボン・アカウンティング・エンジンである。世界最大の持続可能性調査データベースと人工知能を組み合わせ、企業の購買を分析することで、企業の社会的・環境的影響を自動的に評価できるソフトウェアである。彼らの目標は、経済におけるすべての購買の社会的・環境的コストを透明化することである。これによって人類は、持続可能な開発目標の達成に向けて共に歩むことができるようになるだろう。

Persefoni

https://persefoni.com/

拠点：米国資金調達：seriesC

MSが投資。ペルセフォニは、気候管理・会計プラットフォーム（CMAP）です。ペルセフォニのSaaS型ソリューションは、企業や金融機関がステークホルダーや規制当局の気候情報開示要件を、高い信頼性、透明性、容易さで満たすことを可能にします。カーボンのERPとして、Persefoniプラットフォームは、ユーザーに組織全体のカーボンの真実の単一の情報源を提供し、金融取引と同じ厳密さと信頼性でカーボン取引とインベントリを管理することを可能にします。

Sweep

https://www.sweep.net/

拠点：フランス資金調達：seriesB

MSが投資。Sweepは、企業が事業やバリューチェーン全体にわたって二酸化炭素排出量を把握、管理、削減できるよう支援するソフトウェア・プラットフォームである。同社は2020年に設立され、フランスのモンペリエを拠点としている。

Water shed

https://watershed.com/

拠点：米国資金調達：seriesB

MSが投資。Watershedは企業向け気候変動プラットフォームです。BlackRock、Airbnb、Stripe、Klarna、Blockなどの大手企業は、定量的な結果を伴うエンドツーエンドの気候変動プログラムを実行するために、当社のソフトウェアを使用しています。Watershedは、きめ細かく監査レベルの炭素測定、ワンクリックでの情報開示と報告、実際の排出削減を、直感的でエンタープライズグレードの単一のソフトウェアプラットフォームで実現します。Watershedのお客様は、科学的に検証された高付加価値の炭素除去プロジェクトと高品質のオフセットを提供するWatershed独自のマーケットプレイス、社内の気候変動と政策に関する専門知識、そして気候変動への取り組みの全過程を通じた継続的なサポートをご利用いただけます。

Climeworks

https://climeworks.com/

拠点：スイス資金調達：Private Equity

Climeworksは商業用二酸化炭素除去技術を用いて、大気中のCO2を捕獲します。直接空気をキャプチャするプラントは、フィルターを使用して低品質の熱を主なエネルギー源としてCO2を捕獲します。純粋なCO2ガスは、商業農業、飲料・食品産業、エネルギーセクター、自動車産業を含む主要な市場の顧客に販売されます。顧客は、この大気中のCO2を炭酸飲料の製造や、炭素中立の燃料や材料の生産に利用します。さらに、Climeworksは顧客が自らの気候目標を達成し、捕獲されたCO2を安全に保管することを可能にします。

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