クライメートテックトレンド 廃棄物/リサイクル編③

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脱炭素社会の実現に向けて、アメリカを中心に海外のクライメートテック(脱炭素)関連のスタートアップを紹介するシリーズ、「クライメートテックトレンド」です。
今回は、廃棄物/リサイクル関連のスタートアップをご紹介します。

クライメートテックの全体像についてはこちらの記事
クライメートテックトレンド リサイクル編
クライメートテックトレンド リサイクル編②
クライメートテックトレンド リサイクル編③
クライメートテックトレンド リサイクル編④
クライメートテックトレンド リサイクル編⑤
クライメートテックトレンド リサイクル編⑥

  1. Clearbot
  2. CIRT (Can I Recycle This)
  3. Plastics for Change
  4. Solarcycle
  5. Mango Materials

Clearbot

拠点:香港 資金調達:シード
アリババファンドから投資を受けた海洋廃棄物清掃用に設計されたAI搭載の自動運転ロボットの開発企業。人工知能のアルゴリズムにより、同社のドローンは様々なゴミを識別でき、海洋廃棄物に関するデータを収集できるため、地域社会に海洋清掃ソリューションを提供することができる。

CIRT (Can I Recycle This)

拠点:米国 資金調達:シード
CIRTは、リサイクルプログラム、素材、製品に関する世界初の独立したデータベース。CIRTは、パッケージ用の QR コード生成機能を提供していおり、消費者が CIRT QR コードをスキャンすると、現在の場所に基づいてパッケージの各部分をどう分別するかについての指示が表示される。Plug and Playのアクセラレータプログラムに採択。

Plastics for Change

拠点:インド 資金調達:プライベートエクイティ
プラスチック廃棄物のリサイクルのためのフェアトレードシステムを構築する社会的企業のプラットフォーム。モバイル技術を応用し、都市の貧困層のために持続可能な生計を立てるとともに、循環型経済への移行を進める。この取引プロセスとモバイルプラットフォームは、廃棄物収集家に公正で安定した収入機会を提供。廃品回収業者から最終的な買い手まで、プラスチックが届くまでにかかる実費はすべてこのプラットフォームにアップロードされ、サプライチェーンの効率を高め、より質の高い素材を提供することが可能になる。また、ブランドやメーカーがバージン・プラスチックの使用を倫理的に調達されたリサイクル・プラスチックに置き換えるための技術支援を行い、製品の社会的・環境的インパクトを直ちに向上させることを支援。

Solarcycle

拠点:アメリカ 資金調達:シリーズA

SOLARCYCLE は、ソーラーパネルを廃棄し、新しい用途に再利用するための、低コストで環境に優しい先進技術プラットフォームを太陽光発電資産所有者に提供。住宅、商業、産業 (C&I)、公益事業会社と提携して、太陽光発電システムを大規模にリサイクルし、循環型太陽光発電経済の構築を支援。急速に普及が進む太陽光パネルの寿命は30年ほどといわれているが、実際は故障や破損でもっと短い。近い将来訪れる「太陽光パネル大量廃棄時代」に備えるビジネス。

Mango Materials

拠点:アメリカ 資金調達:シリーズB
マンゴーマテリアルズ社は、廃棄物のバイオガス(メタン)から、従来の石油系プラスチックと経済的に競争力のある天然由来のバイオポリマーを製造している。化学業界は「脱炭素」が最も難しいといわれている業界の一つであり、天然由来の代替品には研究開発段階から大きな注目が集まっている。マンゴーマテリアルズ社は、エンジニア、科学者、起業家、イノベーターからなる一流のチームを擁している。

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