脱炭素社会の実現に向けて、アメリカを中心に海外のクライメートテック（脱炭素）関連のスタートアップを紹介するシリーズ、「クライメートテックトレンド」です。
記念すべき第20回、紹介したスタートアップは累計100社に達しました。今回二酸化炭素を削減することに取り組むカーボンマネジメント関連のスタートアップをご紹介します。

Blue Planet Systems

https://www.blueplanetsystems.com/

拠点：米国資金調達：seriesC

ブループラネットの技術は、CO2を原料として炭酸塩岩を製造する。生成された炭酸塩は、コンクリートの主成分である採石場から採掘される天然石灰岩の代わりに使用されます。排ガス中のCO2は、CO2含有ガスと水性捕捉溶液を接触させることにより、炭酸塩（またはCO3=）に変換される。捕捉されたCO2は、エネルギーと資本を大量に消費する精製工程を必要としないため、ブループラネットはほとんどのCO2捕捉方法と一線を画しています。その結果、ブループラネットの捕捉方法は非常に効率的であり、従来のCO2捕捉方法よりも低コストです。

Solidia Technologies

Home

拠点：米国資金調達：Later Stage

ソリディア・テクノロジーズは、環境への影響を大幅に最小限に抑えながら、優れた性能を提供する次世代製品を実現します。ソリディア社は、建築・建設資材の世界におけるスケーラブルなソリューションの開発に注力する先端素材企業である。同社の技術は、廃棄物を利用しCO2を消費しない低エネルギープロセスで製造される次世代製品の設計を可能にする。この製品は、セメント、コンクリート、石材と比較して優れた性能と価値を提供すると同時に、環境への影響を大幅に軽減します。

MycoWorks

Home

拠点：米国資金調達：seriesC

マイコワークス社は、非プラスチック、非動物性素材を市場に提供するバイオテクノロジー企業です。同社の菌糸体製品は、プラスチック発泡体、織物、皮革に代わる天然素材を提供します。同社の製品は、航空宇宙、自動車、アパレル、建築内装などに使用されるプラスチック発泡体、合成繊維、人工木材、皮革に代わる、エネルギー効率が高く、生分解性のある代替素材で、真菌の菌糸を使用したバイオ素材から作られています。

Econic Technologies

Home

拠点：英国資金調達：seriesD

エコニック・テクノロジーズは、触媒化学を利用して廃棄CO2を経済的・環境的にプラスに変えるというビジョンから生まれました。このビジョンは、当時インペリアル・カレッジ・ロンドンに在籍し、現在はオックスフォード大学化学科の無機化学教授であるシャーロット・ウィリアムズ教授によって具体化された。当初は、タッチストーン・イノベーションズ（現IPグループplc）とノルナー・ヴェルダンディからの投資によって支援され、現在はウッドフォード・インベストメント・マネジメント、ジェットストリーム・キャピタル、OGCIクライメート・インベストメンツによる支援を受けています。
エコニックの触媒技術は特許を取得し、試験運転で検証され、追加投資を確保し続けています。科学者、エンジニア、商業マネージャーの有能なチームは現在、マンチェスターの南に位置する国際的に有名な科学の中心地、アルダリー・パークの最先端施設で最先端の研究を行っています。